妊娠中の鉄欠乏症貧血に注意

女性は月経などで鉄分が不足しがちですが、特に妊娠中には鉄分が大幅に減り、鉄欠乏性貧血になる人も少なくありません。妊娠10週から36週くらいの間はいつでも主治医から指摘される場合がありますから、甘く見ないでしっかり対応する必要があります。

 

・鉄欠乏性貧血とは

鉄欠乏性貧血という症状は、血液の中の鉄分が少なくなってしまう症状です。
つまりは、血液が薄まってしまっている状態。

 

どうして妊娠中の人に多くなるかと言えば、赤ちゃんをしっかり育てるために胎盤を大きく成長させる必要があり、そのためにたくさんの体内の鉄分を使ってしまうからです。

 

おなかが大きくなるので疲れやすくなるのは多かれ少なかれありますが、めまいがしたり動悸が激しかったり、頭痛がしてふらふらするような状態であれば、鉄欠乏性貧血を疑ったほうが良いでしょう。

 

・血が増えることが原因

赤ちゃんのためにもたくさん血液を造って体内を循環させる必要があるので、妊娠中には血液が薄まってしまうことは一般的にあることです。水分ばかりが増えて赤血球の量が追いつかない状態ですから、問題がなければ見かけ上の貧血であり、重症化はしないことも多いでしょう。

 

予防するには食生活を工夫することで、なるべく吸収しやすい鉄分を食事から摂取するのが一番です。

 

あまりにも鉄分量が少ない場合には主治医から鉄剤が処方される場合もありますが、これは身体に合わない人もいるのであまり飲みたくはありませんね。鉄剤の副作用は胃のムカつきや便秘などで、便が真っ黒になるので血便かと思ってびっくりしてしまう人もいます。

 

・バランスの良い食事を

鉄分をうまく摂取するのが一番ですが、良質なたんぱく質を摂るとヘモグロビンを作りやすくなります。

 

吸収を高めるビタミンCも良いですし、造血作用があるビタミンB12ビタミンB6なども一緒に食べましょう。特に注目されているのが葉酸で、妊婦さんは通常よりたくさんの葉酸を摂取することが推奨されています。主治医に相談してサプリメントを検討しても良いですね。