むずむず症候群は鉄分不足が原因?

むずむず脚症候群という症状があるのをご存知でしょうか。この原因が鉄分不足である可能性があるのです。あまり聞き慣れないので、むずむず症候群と呼んでいる人もいますが、正確にはむずむず「脚」症候群です。ちょっと勉強してみましょう。

 

・むずむず脚症候群とは

症候群というのは特定の病態の症状を集めて名前を付けたものなので、どんな症状なのかは呼んで字の如しですね。具体的には、脚の奥のほうになんとも言えない不快な感覚が起こり、じっとしていられずに歩き回ったり脚を動かしたくなったりする症状です。

 

夜寝ようとすると脚に気持ちの悪い感覚が出て寝付けなかったり、くつろいでいると変な感じがして歩きたくなったり、常に不快感があるので睡眠や日常生活に障害が出て来ます。

 

日中倦怠感が起こって不安になったり落ち込んだり、じっとデスクワークをしていられなかったり、飛行機や電車などでじっとしているのが非常に辛くなったりすると、むずむず脚症候群の可能性があります。

 

・症状には特徴が

むずむず脚症候群には現れ方に特徴があり、感覚は人それぞれ違ったとしても、とにかく脚が不快で動かさずにはいられないこと、じっとしている時に症状が出ること、動かすと一旦改善すること、夕方から夜に強くなることが挙げられます。

 

確実に解明されているわけではないのですが、この症候群を起こす原因は遺伝や脳内のドーパミン神経機能障害などが疑われていて、鉄の欠乏や代謝異常もその一つだと考えられているのです。

 

・鉄はドーパミンにも関係する

鉄は脳内で神経の興奮を抑える役割をするドーパミンを作るときに必要な物質です。

 

だから鉄分が不足していたり、うまく代謝出来ないトラブルが起こっていたりすることでドーパミンが不十分になり、むずむず脚症候群が起こっていると考えられているのです。むずむず脚症候群の診断は通常は問診ですが、血液の検査をして鉄欠乏性が起こっていないかどうかもチェックします。

 

もし鉄欠乏が原因なら、鉄剤の投薬で治療することも可能です。