鉄分の過剰摂取と副作用

鉄分は不足しがちな成分ですが、これは一般的に食事から栄養素を摂取する場合のことです。食べ物から得る分にはまず過剰になることはない成分ですが、サプリメントとなると話は別です。

 

過剰摂取による症状はどんなものなのか、きちんと知っておきましょう。

 

・すぐに起こりやすい症状

鉄分の過剰摂取ですぐに起こりやすい症状としては、吐き気や下痢、便秘などの胃腸障害です。

 

病院で貧血と診断されて鉄剤を処方された場合でも、飲むと吐き気が止まらなくなる人もいますから、体内に過剰に鉄分があることによる障害と言うよりは、一度に口から大量の鉄分を摂取したことに対する身体の拒否反応という感じですね。

 

こうした症状が出る場合には、鉄剤であれば主治医に報告して対処を考えてもらう必要がありますし、自分で飲んでいるサプリメントであれば、飲むのを一旦止めて様子を見たり、飲む量を減らしてみたり、飲むタイミングを計ってみたりする必要があるでしょう。

 

・蓄積された結果起こりやすい症状

鉄分が過剰になると、体内のいろいろな組織に鉄が蓄積されてしまうことになります。

 

その結果、血管の壁がもろくなったり、脳や肝臓、膵臓、などが病気になってしまったり、皮膚に色素が沈着して黒ずんでしまったりする場合があります。健康になるためのサプリメントで動脈硬化や肝硬変など重い病気になってしまったのでは取り返しがつきません。

 

くれぐれも1日の摂取上限を超えるようなことの無いようにしましょう。

 

・食事で過剰にはならない

鉄分が豊富だと言われている食品でも、サプリメントのように抽出して濃縮したものでなければ食べていて過剰になることはほぼ有り得ないでしょう。

 

例えばレバーを大量に食べたとか、しじみやあさりをたくさん食べたというような場合ですね。

 

もちろん自然界の食材でも食べ過ぎはいけませんが、それだけで鉄分過多になるところまでは辿り着くことはないでしょう。それよりも動物性脂肪の摂り過ぎで肥満になるほうが心配です。