ヘム鉄の効果は?

ヘム鉄が体内でどのようなはたらきをしてくれるのか、その効果について調べてみましょう。とても大事な栄養素の一つでありながら、実は世界的に見ても不足しがちなミネラルとして有名な成分なのです。

 

・鉄のはたらき

鉄は体内で酸素と結びついて働きます。酸素と聞けば、人間の身体に非常に大事な物質であることは誰もが知っている通り。息を吸って酸素を体内に摂り込まなければ私たちは生きていけませんし、当然息をするだけでもいけません。

 

呼吸で摂り込んだ酸素は、血液に溶かして体中の60兆個もの細胞ひとつひとつへしっかり送り込まなければいけないのです。その時にはたらいてくれるのが鉄分で、機能鉄と呼ばれます。

 

・ヘモグロビン値が重要

血液の赤い色素はヘモグロビンですが、これが酸素を運ぶ運び屋です。

 

ちなみにヘモグロビンという名前は「ヘム」+「グロビン」で、ヘムは鉄分を含む色素、グロビンはたんぱく質で出来ています。ヘモグロビンは人間の生命にとって非常に重要な物質なので、常に一定の値をキープする仕組みになっています。

 

人間ドックなどで血液の検査をする時にはヘモグロビン値を測りますが、実は実際に体内で鉄分不足が始まっていても、ヘモグロビン値だけを見ていたのでは予兆に気付くことが出来ません。

 

ヘモグロビンの値を一定に保つためにストックしてある貯蔵鉄というものがあるのですが、体内の鉄分が足りなくなり始めていて、肝臓や脾臓の中にあるこの貯蔵鉄を切り崩し始めていないかどうかもちゃんとチェックする必要があるのです。

 

・フェリチン値にも注意

貯蔵鉄の量を測るのがフェリチン値です。これが鉄分の預金のようなものですね。

 

お財布の中のヘモグロビンは減っていなくても、実は預金がどんどん下ろされていたとすれば、いずれ破綻してしまうのは当然のこと。

 

お財布の中だけをチェックしていてもダメだということです。フェリチン値が減って来ると、例え貧血の症状が無くても精神面で不調が現れたり、抑うつ状態になったりする場合もあります。